日本会議福岡

会長挨拶

 今日本は弱肉強食の国際社会の中にいます。帝国主義の時代、軍事国家が弱小国を植民地支配した時代を彷彿とさせる状況です。しかし、現在の日本は戦後平和主義の病弊から抜け出すことができていません。その象徴の一つが憲法9条です。世界の主要国では当然の事が日本では実現していないという状態が八十年余も続いています。

 戦後アメリカ占領軍が日本統治に都合のよい道具として押し付けた日本国憲法を我々は後生大事に持ち続けているのです。

 2022年2月24日に勃発したロシアウクライナ侵略戦争は、映像を通して、日本人に、軍事力による他国侵略が今でも易々と起こりうる現実を、突きつけました。侵略されたら犠牲者が膨大に出る、抑止力がいかに大切か、侵略されたら終わりだ、をまざまざと示しています。しかし日本人は目が覚めたとはとはとても言えない現状です。

 他方、ヨーロッパは大転換をしました。ロシア融和政策を放棄しロシア国境に大鉄条網をつくったフィンランド、約200年にわたる中立政策を大転換しNATO加盟し徴兵制を復活させたフィンランド、ドイツは徴兵制復活、戦車ミサイルのウクライナ供与、などロシアの脅威に着々と対抗策を講じています。

 占領アメリカ軍の日本弱体化政策は今でも日本を蝕んでいます。勿論、戦後アメリカが日本経済復興に貢献したことも忘れてはならない事実です。アメリカの繊維、電器、自動車、鉄鋼、半導体を潰し奪い取ったのは日本の産業であり、それがなければ日本の復興はありませんでした。

 又、経済復興の一方で失った大事なものもあります。日本を失ったのです。一言でいえば、自虐史観、が日本を機能不全にしているのです。つまり、戦前の日本は悪かった、台湾、朝鮮を酷い目に合わせた、日本帝国軍事政権が中国や東南アジアを侵略した、など。しかし、史実を虚心坦懐に見れば、それらは虚偽です、嘘が多すぎます。この見方は戦前回帰ではありません、戦前の日本はすべて良かったとするものではありません。今の日本はすべていい、などと言えば笑われるだけと同じように戦前の日本全肯定も不適切です。いつの時代も、良いとこころ、悪いところがあるのだとの普通の見方をするだけなのです。幸い、戦前の日本には良いところ、学ぶべきところがあるのです。

 私たちは、日本会議が掲げている、皇室、国防、歴史・伝統文化、教育、国際社会との協調を柱にして、「誇りある国づくり」活動を続けて参ります。

日本会議福岡 会長 
香月 洋一
日本会議福岡 会長 香月 洋一

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